
この記事をまとめ
妊娠線の原因と対策を解説します。
現在、妊娠8か月目の筆者が妊娠線を回避できた理由とは!?
目次
妊娠線とは

妊娠線とは、妊娠中に表皮が急激に伸び、真皮や弾性繊維などの皮下組織が断裂することで発生する赤紫絃の線です。
一度妊娠線が現れると時間の経過とともに薄くて目立たなくなりますが、残念ながら完全に消えることはありません。
妊娠線が現れる前の予防が大切です。
妊娠線の原因
妊娠中のお腹は赤ちゃんの成長に合わせて大きくなり、お腹の皮膚が急激に伸びていきます。
皮膚は、外側から順に
(1)表皮
(2)真皮
(3)皮下組織
という3層構造になっています。

表皮は、約0.1〜3mmと極めて薄い組織です。
妊娠週数が進み、お腹が大きくなるにつれて、表皮は伸びていきます。
しかし、その下にある「真皮」や「皮下組織」は伸びにくく、急な変化には耐えることができずに断裂することがあります。
「真皮」と「皮下組織」が表皮の伸びについていけず亀裂ができます(毛細血管には内出血が起こります)。
この亀裂が薄い表皮から透けて見えるのが、妊娠線です。
妊娠線ができやすい人の特徴
急に体重が増えた
急に体重が増えるとその分お腹も急激なスピードで大きくなります。
そのスピードに真皮と皮下組織が耐えられなく、亀裂が生じて妊娠線となる可能性があります。
経産婦
意外かも知れませんが、初産より2人目のほうが妊娠線が出やすい傾向にあります。
一度出産を経験していることで子宮も皮膚も伸びが良くなっており、再び妊娠すると初産に比べてお腹が大きくなるスピードも速いため妊娠線ができやくなります。
皮下脂肪が多い
皮下組織の中にある皮下脂肪は横方向への弾力性に乏しいとされています。
皮下脂肪が厚いと皮下組織がますます伸びにくくなり、亀裂が生じやすくなります。
乾燥肌
妊娠するとホルモンバランスが崩れ、肌が乾燥しやすい状態になります。
乾燥している肌は真皮層の水分量が減っているため伸縮性に乏しく、妊娠線ができやすくなります。
乾燥肌の場合、外界からの刺激も受けやすいため痒みも増えてきます。
乾燥肌による痒みの原因は下記を参考にしてください。
-
【IHADA】なぜ、肌はかゆくなるのか?乾燥肌が原因!?乾燥肌におすすめの対策
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妊娠線の予防対策
急激に体重を増やさない

急劇な体型の変化が妊娠線ができる一番の要因とも言えるため、まずはこの点に気をつけるのが良いでしょう。
安定期以降は食欲亢進により体重の増加が顕著になる人が少なくありません。
出産までに増えてよい体重は人それぞれですが、+7~10㎏程度が一般的です。
医師に指導された以上の増え方をしている人や、食べづわりがある人は注意。
妊娠中の食事はカロリーをおさえて、必要な栄養をバランスよく摂ることが前提ですが、それは妊娠線の対策にもつながります。
適度な運動をする

適度な運動で体重の急激な増加を抑えることは、過剰な皮下脂肪を防ぎ、妊娠線のできにくい体づくりに有効です。
ウォーキングは、散歩がてら自分のペースで始められて手軽です。
家事や階段の上り下りといった日常動作も、妊婦さんにとっては適度な負荷がかかるよい運動です。
ストレッチ、ヨガ、マタニティスイミングなどは、プロの指導を受けながら行うと安心です。
ただし、始めるときはかかりつけ医に確認してからにしましょう。
お風呂で体を温める

肌の乾燥に対抗するためには、肌に適度な潤いを与える必要があります。
そのためには、体を芯から温めて血行をよくし、血液や水分を肌のすみずみまでしっかりと行き渡らせることがカギになるのです。
特に夏はシャワーだけですませてしまう人がいますが、シャワーだけでは体を内側から十分に温めることができないので注意が必要です。
お風呂はシャワーだけで済ませず、バスタブへ浸かる習慣をつけましょう。
ぬるめのお湯にゆったり浸かれば、代謝や血行が高まるうえにストレス解消にもつながります。
入浴中やお風呂あがりのマッサージもリンパの流れや血行をよくしてくれるのでおすすめです。
クリームとオイルでボディケア

妊娠中はホルモンバランスが崩れ、肌が乾燥しやすくなります。
乾燥肌になると伸縮性が乏しくなり、妊娠線ができやすい体に。
クリームやオイルで肌を保湿することが妊娠線の予防につながります。
お風呂上りにクリームとオイルでマッサージすると、保湿&血行促進の一石二鳥なのでおすすめです。
ケア頻度の目安は、妊娠中期ごろまでは朝晩の1日2回、中期以降は朝昼晩の3回です。
クリームとオイルを以下のように併用できると理想的です。
- 入浴後、体を軽く拭いて水滴が少し残っている状態のときに、妊娠線が出そうな部分にクリームを塗る。
- 体をきちんとタオルで拭いてから、オイルを塗る。
妊娠線予防におすすめのクリーム
クリームは、油分と水分がバランスよく配合されているため、肌に馴染みやすい特徴があります。
また、塗ったあとにベタつかないので使いやすいアイテム。
授乳期のママや赤ちゃんにも、使用できるものが多いという利点もあります。
摩擦で肌を刺激することがないよう、伸びの良いタイプを選ぶのがおすすめ。
それだけでなく、自分の肌に合わせて低刺激のものを選ぶなどしましょう。
「妊娠線用」と明記されているものは保湿力が高く、なめらかで血行促進にもつながりおすすめです。
妊娠線予防におすすめのオイル
「クリームとオイルの併用はコストがかかるし、面倒」という人は、入浴後に体が軽く濡れた状態でオイルを塗るだけでも効果あり。
オイルは油分が多く、肌から逃げる水分にフタをするイメージで保湿力が抜群です。
また、伸びがよくてマッサージしやすく、血行促進にもピッタリ。
筆者は現在妊娠8か月目ですが、オイルのおかげで妊娠線はできていません。

参考までに、筆者が妊娠線予防に使っている2つのオイルを紹介します。
おすすめ① WELEDA(ヴェレダ)マザーズオイル

WELEDA(ヴェレダ)のマザーズボディオイルは妊娠初期から産後まで長く使えるボディケアオイルです。
ヴェレダのマザーズボディオイルは、乾燥によるつっぱり感を和らげ、ハリを与えて弾むような肌に導きます。
ヴェレダは、世界50カ国以上で販売されていて、世界中のママから愛されるボディオイルです。
「マザーズボディオイルのおかげで妊娠線ができなかった」というママが続出!
私は妊娠3か月からマザーズボディオイルを使い始めました!
オイルなのにベタつき感はなく、さっぱりしているので付け心地がgoodです。
妊娠中は香りのきついものを受け付けない人もいると思いますが、
WELEDAのマザーズオイルは、ほのかなローズの香りがしてリラックス効果抜群です。
おすすめ使用法
オイルを両手で温めて、お腹、太もも、ヒップ、バストをマッサージ。
手の体温でクリームやオイルが温まり、浸透力がアップします!
\ママたちの間で話題/ヴェレダを試してみる
ママのおなかの肌をしっかり保湿
おすすめ② Bioil(バイオイル)

Bioil(バイオイル)はカラダだけでなく、お顔の保湿ケアにも使える万能オイルです。
バイオイルは、世界142カ国で販売されているグローバルブランドで、世界中の女性たちに愛用されています
バイオイルには、エモリエント成分を配合。
このエモリエント成分が肌角質層の深部までスッと浸透させて、気になる肌を保湿ケアします。
エモリエント成分が高い保湿効果と、べたつかずさらっとした使用感を実現しています。
使い方
- 手のひらにバイオイルを2~3滴取り、薄く伸ばす
- ケア部分の中心から円を描くように優しくマッサージしながら塗る
- 気になる部分には、指のはらで重ねて念入りになじませる
※バイオイルは、安定期に入ってから使用するようにしてください。
スキンケアとボディケアの両方に使えるオイルがいいという人には、バイオイルがおすすめです。
バイオイルついては下記で詳しく紹介しています。
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【バイオイル】ニキビ跡を改善、妊娠線予防にも効果絶大の美容オイル!?しっかり保湿で乾燥知らず
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オイルに含まれる成分と肌の相性は人によって異なるため、自分に合った成分のものを選びましょう。
また、オイルマッサージを始める際は、かかりつけ医にオイルの種類やマッサージ法を相談することをおすすめします。
最後に
妊娠線は産後に白く変化しますが、線自体は完全には消え去りません。
妊娠線ができてしまった人の中には、「もうビキニは着られない!」という方もいます。
ママになってもキレイな体であり続けるために、妊娠中にしっかりと妊娠線対策を行いましょう!